リトミックってなに?

はじめに

“リトミック” を一言でいうならば、
リズム感・音感・表現力を自然に身に付ける音楽教育 です。

よい音楽で満ちた空間に身を置き、またそれを全身で表現することにより、
無意識のうちにリズムや音が体内に染み渡り、自然な表現力が育ちます。

ここでは、リトミックについて詳しく説明させて頂きます。
少し長いですが、ぜひお付き合いください♪

 

リトミック=良いリズム♪

リトミック(フランス語:rythmique)は、直訳すると “良いリズム”。
スイスの音楽教育家で作曲家でもあった エミール・ジャック・ダルクローズ により、
100年以上も前に開発されました。

 

表現力が大切!

ある日、ダルクローズが音楽大学の生徒であるA君に
ピアノのレッスンをしていた時のこと。
技術はあるのに表現の乏しいA君に頭を抱えたダルクローズは、
彼にこう声をかけました。

『靴を脱いで、曲を感じるがまま、全身で自由に動いてみなさい』

それを実践し、ふたたびピアノに向かって弾き始めたA君は
見違えたように 表現力豊かな演奏を披露しました。

これが、ダルクローズがリトミックを開発するきっかけとなった
エピソードと言われています。

人の心を動かす演奏をするには、表現力が不可欠であるということですね。

はじめは、音楽を志す学生に向けて開発されたリトミックですが
感覚的な要素が強いことから、今では 思考が発達する前の
感覚が鋭い乳幼児を対象に、盛んにレッスンが行われています。

 

音楽=感情表現

“楽器を演奏する“ “歌をうたう” etc...
全ての音楽を表現するのに、なくてはならない一番大切な材料とは何でしょう?

それは、技術でも、知識でもありません。
“表現したい!”という欲求です。(=表現欲求)
それが、表現力につながるのです。

音楽の発祥は、言葉の発祥と同時期だと考えられています。
言葉もままならない太古の昔から、人々は抑えきれない感情を
リズムや声で 心のままに表現していたのです。
これこそが音楽の原点。音楽は、言葉をも超えた “感情表現” なのです。

音を間違えない。音符がすらすら読める。音楽用語をたくさん知っている・・・
それは素晴らしいことですし、音楽を学ぶ上では必ず通る道です。
でも、音楽とかかわる最初の段階でそれをしてしまうと、
音楽の本当の楽しさを知ることができずに、音楽から離れてしまう
という結果にもなり兼ねません。

音楽は、楽しむもの。自己表現の手段です。
まずはこの “楽しむ気持ち” と “表現欲求” を 個人個人のベースに根付かせること。
これが、リトミックの大きな目的です。

そして、そうすることが、いつまでも音楽と仲良しでいるための秘訣なのです♪

 

全てのカギは、“想像力”

音楽になくてはならない大切な要素 “表現欲求” 。
では、その表現欲求を子供たちに根付かせるには、
具体的にどうしたら良いのでしょうか。

 “想像力” です。

川がさらさらと流れる音、お星様がきらりと光る音、
象さんのどっしどっしと歩く音…。

リトミックでは、聞こえてくるピアノの音色から
ありとあらゆるものを頭の中に描き、即時に身体で表現します。
お子様の想像力を刺激し、無限の発想を引き出すのです。

そうしていくうちに、『耳』→『脳』→『身体表現』という回路が
自然とできあがり、子供達の中に “表現欲求” が根付いていきます。
そして、音楽が無意識に溢れ出してくるようになるのです。

私は、その『溢れ出す音楽』こそが 音楽の本来あるべき姿だと思っています。
技術や知識をつけるのは、その後です。

手入れをしていない痩せた土に種を蒔けば
どんなにたっぷりの水を与えても、花を咲かせるのは困難です。
でも、はじめに丁寧に土を耕しふとらせておけば、どんな花の種を蒔いたとしても
どんどん栄養を吸収し 美しい花を咲かせてくれますよね。

この、よい土を育てる作業が、リトミックなのです。

 

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